第2章一級建築士というお役目をさずかる「あなたという存在から始まる住まい造りby髙橋みえこ」

■企業理念・設計ポリシー

広島県福山市・尾道市 小さなリフォーム工事~大改修、新築工事まで
「 聴くx気づくxアイデア設計 」髙橋みえこ一級建築士事務所です。

3月30日は第一章プロローグ大切なあなたへを投稿させて頂きました。

お読み頂けた多くの方からご感想頂け嬉しいです。

「これから住まい造り」をされるご家族様へ、

また、

髙橋美恵子の設計監理施工のご依頼をご検討下さる方へ

また、

髙橋美恵子さんってどんな人なの?と、

興味があるあなたへ、

ぜひ、お読みいただきたいです。

 

「あなたという存在から始まる住まい造りby髙橋みえこ」

今日は第2章 一級建築士というお役目をさずかる

 

所要時間約3分~5分にて読める文章量です。

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2)20代で一級建築士。華々しさとウラハラな日々

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建築の仕事を始めて、25年以上になります。

 

 

建築道ひとすじのイメージをもたれるかもしれません。

実はわたしが建築の道に進んだのは、大志をいだいていたわけではありません。

 

 

「建築」に強い興味があったわけでないのですが、今にして思えば

子供時代は、リカちゃん人形の世界に憧れ、

無料の通販カタログのなかに広がる美しい部屋の写真に

心をときめかせている学生でした。

 

 

「若くして一級建築士になり順風満帆、さぞ実家は裕福だったのでしょう」

「お父様が建設業をされてらっしゃるのですか?」

 

 

たびたび訊かれるのですが、現実は真逆でした。

祖父の代で、しまなみ海道の小さな島から広島県福山市へ移住。

ゼロから生活を営む華やかさとはかけ離れたサラリーマン家庭。

 

 

私は、数学が好きだったこと、

工学部なら理系の教員免許が取れること。

よって、建築学科に進みました。

つまり、ほとんど「建築」にも興味はありませんでした。

 

 

一級建築士になったいきさつも、

 

 

育ててくれた両親への親孝行になるかな?

とか、資格手当がもらえるからいいな、なんて。

 

 

まして、「建築士事務所の代表になりたい」とか

「自分の会社を興したい」といった野望もありませんでした。

 

 

こんなことをお話すると、意外に思われる人もいらっしゃいます。

 

 

一級建築士の資格は合格率が8%前後と、難関資格なので

強い思いがないのに20代半ばで

一発合格したギャップに驚かれるのかもしれません。

 

 

おそらく、これは私の性格だと思うのですが

せっかく資格にチャレンジするなら

「いちばん上を目指そう!」と思ったのでした。

なら、一級建築士だ、と。

 

 

単純な動機ですが、

目標を定めたときの私の集中力と行動力は半端ないのです。

 

 

 

一年で資格を取る。ダメならあきらめる。

 

 

一年間で一級建築士の資格を取る。

もし取れなかったら、潔くあきらめる。

20代なかば地元の広島の総合建築会社へ就職し、

働きながら資格勉強する

自分との勝負の一年が始まりました。

 

 

寝る時間は3時間ぐらい。

仕事をしつつ、トイレに行くたびに3問ずつ問題を解く。

職場では、福山大学の教授をまねき

力学の補足講義をして下さいました。

 

 

家では、母が夜食を作ってくれ、

本当に多くの方から応援を頂いていました。

応援頂いた方がたに良き報告をしたい。という

気持ちも徐々にふくらみました。

 

 

とはいえ、応援してくれる方ばかりだったわけではありません。

「お前にはムリ」

「合格できるわけがない」

鼻で笑われバカにされながらも、過去問を解き一次試験を突破、

連日、設計に集中2次試験を突破。

26歳。

一発合格、自分との約束を果たすことができました。

 

 

けれど、、、、

一級建築士になってからが、はるかに大変だった

試験は、いわば自分一人で完結出来る自分との闘いです。

 

 

序の口レベルの問題の大きさだったなと思います。

嫌味やねたみなどを言われる苦しさすら、序の口でした。

 

 

そう思えるのは実際の住まい造りの中で

自分軸では無くお客様軸にて

長期的に考え続ける力量は

並大抵では無いとあらゆる仕事のシーンにて感じるからです。

 

 

また。

営業、打ち合わせ、現場と、

ひとりで多くの要素を網羅して責任を取っている現実のほうが

はるかに壮大な精神力とスキルが必要だったのです。

 

 

のしかかる責任や業務の多様さに比べたら

あの頃の自分の悩みは若いな、とすら思います。

 

 

お客さま対応だけではなく、

現場に出入りする多くの関係者の方との打ち合わせや

移り変わる天候状況にあわせたスケジュール調整。

 

 

現場のマナーの徹底、ゴミ拾いなど環境への配慮

「家づくり」は想像以上に

たくさんの人が関わり造り上げる一大プロジェクトなのです。

 

 

一級建築士とは?

 

 

「一級建築士の資格は無くとも普通の住宅建築は出来る」

「わざわざ、一級建築士に頼む必要ない」

 

 

そのようにおっしゃる方々にたくさん会いました。

確かに、そのとおりです。

 

 

二級建築士の方でも、住宅設計は可能です。

無資格でも間取りは描けます。

しかし、その間取りはどこまで「依頼主」の

希望条件を満たしているでしょうか?

 

 

一級建築士の試験について、再度触れさせてください。

一級建築士の二次試験の設計製図は特に難関です。

.

.

提示された大量の設計条件を多角的・総合的に組み合わせ

「すべての条件」をかなえた設計図を、

6時間半の制限時間内で、

休憩もとらず書き終えること。

長時間の集中力を求められるのです。

 

 

よって、一級建築士の試験に合格した人たちは、

決められた時間内に、総合的判断を出来る人物だという

証しを国から頂いているようにわたしは解釈しています。

 

 

「人のことを真剣に考える力」を

 

 

そして、私が引く設計図は、

プロフェッショナルの深く広い視点から生まれる

「お客さまの願いをまるごと承認する設計図」です。

 

 

ただ条件を満たすもの、ではなく

お客さまの「心地よさ」や「喜び」を

深い場所からくみあげて、具現化させた

お客さまにとってのお客様軸の特別な間取りです。

 

 

お客さまの顔・かたちがお一人おひとり違うように、

良いも悪いもありません。 

特に、「良い」「悪い」とジャッジしない事が

私の設計ポリシーです。

 

 

家が強いとか、断熱性が高いとか

建築基準の「あるべき」をクリアしているのは当然。

それら条件をクリアしたうえで、

私がとことん「こだわる」のは目に見えないこと。

 

それは、

世帯主だけでなく、ご近所の方との人間関係や

そこに住むすべての家族、

ペットの幸せをも加味。

 

トータルプロデュースされた家の設計は

視界を広く、また、細やかな細部にわたり

気くばりを行った設計。

 

であるからこそ特別なあなたの空間。

私はそう考えています。

 

 

いま思えば、「資格があっても、何の役にも立たない」と

かつて言われた言葉は

建築の知識や経験がまだ未熟という意味で

 

放たれた言葉だったのかもしれません。

 

 

あれから25年以上たって

経験や知識をつみかさねてきた今、

 

一級建築士という資格があるという事プラス

 

 

「建築士としてのプロフェッショナルな知見」が

融合された、

とても奥の深い仕事を求められているのだと、

さらに強く感じています。

 

今世、

一級建築士というお役目をさずかっていると、

感じています。

 

 

第3章につづく。。。

 

今日も、第二章をお読みくださった皆様

いかがだったでしょうか?

以外な一面だったでしょうか?

また、ぜひ、感想を教えて下さいね。

 

私の建築人生にて積み重ねた

経験知識が、皆様の人生を守り育む「住まい」という

「家造り」のお役に立てると幸いです。

 

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