広島県福山市・尾道市 小さなリフォーム工事~大改修、新築工事まで
「 聴くx気づくxアイデア設計 」髙橋みえこ一級建築士事務所です。
連載をお読みいただき誠にありがとうございます。
お読みくださっている皆様、本当に本当に
ありがとうございます。応援のお声を多数頂け
大変励みになっております。
本日は「あなたという存在から始まる住まい造りby髙橋みえこ」10章の内、
第4章「住まい」があなたを癒すです。
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4)あなたが「あなたらしくいられる居場所」をつくりたい
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化学物質過敏症になって体調を崩して以来
フリーランス一級建築士として無理のない範囲で
仕事をしていましたが、
どこの工務店を見ても、
わたしが想う「住まい造り」をされている
会社は見つかりませんでした。
そこで、わたし独自のスタイルを提供したい、と一念発起。
40歳で起業を決意し、41歳で起業しました。
「高橋みえこ一級建築士事務所」です。
事務所名に本名を入れているのは、
わたしの名にかけて責任を取る。
という意識を表しています。
起業する際、自分の家を建てました。
化学物質過敏症を完全に克服はしていない頃でしたが、
すこしずつ元気を取り戻していった頃のことです。
単に性能や機能的であるだけでなく、
「心地よさ」や「喜びのありか」、
なにより「安心」であること。
それら目に見えないもので満たされた
快適な住まい空間をつくりたい。
それが私の実現したい家のありかただと感じていました。
当時はまだ、化学物質過敏症が治っていたわけではありません。
しかし、新しい家が出来あがり、
暮らし始めて、
「身体の状態が整ってきた」と、
感じるようになりました。
自分の心地よさ、喜び、安心を優先した、
快適な家で暮らすうち
日に日にどんどん
元気になっていく私がいました。
「あ、きっともう私は大丈夫」
そう思えるようになったのは、
私にとって快適で楽しくて
心地よい居場所ができたから。
建築士の経験知識より
我が家には100か所以上にもなる
工夫と仕掛けをちりばめました。
「家のおかげで元気になれた」と気づかないほど
ごく自然な流れでした。
「住まい」が心も身体も「いつの間にか」あなたを元気にする
家は、日々を生きる拠点です。
そこで暮らすのが当たりまえすぎて、
あまりに環境に溶け込んでいるため
住むことによる「劇的な変化」は感じにくい側面もあります。
その代わり、まるで日だまりのように
じんわりと少しずつ感じる「優しい変化」です。
なにげない日々の暮らしのつみかさねが
そこで暮らす人たちを元気に整えてくれる。
いつの間にか元気に、エネルギーが満たされていく。
それほどに「住まい」と「暮らす人」は
密接に関わり合う、不思議な関係です。
雨風から守ってくれる箱。
ただただ、そこにあって
何も言わず、私たちを守っている。
まるでお母さんの子宮に包まれているような
「全受容」の存在が、家。
受け止めてくれる場所でありながら、
「エネルギーをくれる場所」でもある。
お客さまや研修などで、私がよくお話するのが
「私たち人間も、動物の一種です」ということ。
傷ついた動物が、穴ぐらに入って体を休めます。
巣のなかで、元気になるまで巣で休息します。
そういう場が、「家」だと私は思っています。
仕事、いくつもの用事、
「外」はいわば戦場みたいな
緊張をはらんだ場所でもありますよね。
外が戦場だとするならば、家は安心安全な空間 居場所。
疲れて帰ってきた身も心も
エネルギーチャージする充電スポットであり、
パワースポットでもある特別な場所が、
家であってほしい。
私はそう考えています。
「髙橋さんが設計してくれる家と、タテウリの家はどう違うの?」
ときどき、こうたずねられます。
現代の多くの家は、住宅事情や土地事情などから
建売住宅が増えているのは確かです。
「家なら、どれも大差ないのでは? どれも同じでしょう」
「風雨から家族を守る天井と壁があって、普通に住めるならいいのでは?」
「髙橋さんを介さずに工務店に依頼したほうが安い」
と、お客さんや同業者の方から言われることもあります。
「タテウリでも、住めるよ」
そのとおりです。雨風しのげて、普通に住めます。
ですが、あなたが「心地いいな」と思う発想や、
あなたが「大切にしたい」と思うものは
すでに完成形の、出来合いの家には反映させられないのです。
「プラスアルファのお金をかけても髙橋さんにお願いしたい」
そして、
25年以上たくさんのお客さまと向き合って、気づいたことは
ひとつとして同じ家族はなく、
結果的にひとつとして「同じ家」は建たなかったことです。
「あなたという存在」から家づくりをスタートする注文住宅
あなたにぴったりの家、
あなたが心からくつろげる家をつくるには
出来上がった家をあとから選ぶのではなく、
「あなたという存在」から家づくりをスタートさせる必要があります。
私はお客さまの声にじっくり、しっかり耳を傾けて
お相手やそのご家族みなさんの価値観を知ることから始めるのは
そんな理由からです。
建売住宅は通常パターンが決まっているので、たとえば
隣家との関係性や、周りの建物との関係性はまったく考えられていません。
隣の家の窓と、こちらの窓が向き合っていて、
視線が気になって開けられない窓も、
めずらしくありません。
なぜ?こんな事が起きるのか?
それは、そこで暮らす人が心地いいか・心地よくないかは、
考えられていないためです。
よく見かけるのは、どうにか安く建てようとした結果
危険なつくりの階段です。
今にも踏み外して落ちてしまいそうな設計の危ない階段を見かけます。
忙しい日もある。慌てて階段を駆け降りる日もある。
また、10年後、20年後と年を重ねて足腰の筋力が衰えてきたとき
いったいどうされるのだろう、とハラハラします。
すこし、想像してみてください。
毎日24時間、365日、暮らしながら
気づかないほどの一瞬の不満や、ガマンや、
ストレスが積み重なっていく暮らしを。
「階段、踏み外したらどうしよう」
「収納、ぜんぜん足りないわ」
「隣が気になって窓が開けられない」
「自転車をどこに置いたらいいの?」
「トイレ、狭いなぁ・・・」
ちいさなストレスが日々つもっていく家で、はたして
あなたらしい心地よい暮らしはなりたつでしょうか。
予算などのご事情や、出来上がっている家を見て
購入を希望される方等、建売を選ぶ方も多くいらっしゃいます。
なので決して「建売がダメ!」と言いたいわけではありません。
夢の一軒家を比較的安く建てられる。
その夢を叶えてくれる建売住宅の魅力は、もちろんたくさんあります。
そのうえで、これを読んでくださる方へ
住まいの基本を重視したうえで、
あなたらしい心地よさをとことん追求し、
家づくりがスタートするから
あなたをまるごと承認してくれる
満足の居場所が生まれる。
建売住宅は、どの住宅メーカーにもつくれるでしょう。
だけれど
「あなたがあなたらしくいられる居場所」を設計できるのは
私しかいない。そう思っています。
なぜなら、私が提供したいと心から願っているのは
「誰でも住める場所」ではなく
「あなたの居場所」だからです。
以上、明日は第5章 お客様とのエピソード へとつづきます。。。
私の建築人生にて積み重ねた
経験知識が、皆様の人生を守り育む「住まい」という
「家造り」のお役に立てると幸いです。
お気軽に御相談ください。初回、対面は無料です。
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