ひな人形。何時？どこに飾り？どこに片付けますか？　751

広島県福山市・尾道市　小さなリフォーム工事~大改修、新築工事まで
「　聴くｘ気づくｘアイデア設計　」髙橋みえこ一級建築士事務所です。

1月もあっという間に最終週へ突入ですね。本日もblogへご訪問下さり誠にありがとうございます。さて、今日のお題は、「ひな人形」です。

3月3日は、「おひなさま」ですよね。すっかりひな人形の事を忘れて、気が付けば3月という事は今までありませんでしたか？

今年はなんとひな人形をすでに飾りました。早！ですよね。ちなみに、このひな人形は私の子供の頃の物では無くて頂き物なのです。立派で新品のおひな様を頂きましたので喜んで飾らせて頂きました。

パーツ等が不ぞろいですが、コロナ禍でどよめく中、少しでも私の事務所を訪問下さる方が華やかな気持ちになっていただきいな。と、想いをはせましたよ。

ひな祭りの歴史は古くて、平安時代の中頃（約1,000年前）から始まったそうです。
その時代、人々は三月最初の巳（み）の日に、身代わりの人形（ひとがた）を作って、
陰陽師を呼び、無病息災のお祓いをしていたそうです。

貴族たちの間では、紙で作った人形を使った ままごと遊び”が行なわれており、
それは「ひいな遊び」と呼ばれていました。

この無病息災のお祓いとひいな遊びが結びついて、
上巳（じょうみ）の節句として定着したのが、現在の『ひな祭り』の起源なんですって。

そんなに昔から受け継がれた歴史ある行事なんですね。

現在でももちろん、ひな祭りには我が子の健やかな成長と幸せを祈って雛人形を飾りますよね。

さて、

ひな人形は何時？飾るのでしょうか？

私も調べてみましたが、いつという決まりはないようですが、鬼を払った、節分の後という記載がみつかりました。今年の節分は2月2日ですね。その他、大安の日にだされる方も多いようですね。

ひな人形どこに飾る？

ひと昔前は、ひな人形は和室にででーんと、10段飾りが飾られていましたね。しかし、今はリビングダイニングにガラスケースに入ったひな人形を飾られる方が多いようです。

現在の我が家は、玄関に飾っております。

まさに、この写真が我が家の玄関です。

私の考えの一つに、せっかく飾るのであれば、多くの人に見て頂ける場所、玄関がいいなと思い、家を設計する時点において玄関に床を設けております。

どこに？片付けましょうか？

どこに？片付けるのか？片づけるにも場所を取るのがひな人形。一年に一度使うだけなので、メイン収納の場所には収納したくは無い。各部屋にクローゼット収納はあるものの、ひな人形を収納するスペースを考えていなかった。収納スペースが無くて、ひなまつりの時期以外は、実家へ持っていくという方もおられました。

女の子が生まれると、良きご縁を願ってひな人形を用意されますが、意外と現代のお家においては飾る場所が無い、収納する場所が無いという問題に直面します。

以前は1階に和室と押入れがありましたが、現代の家の多くが和室も押入れもありません。

これからお家を建てられる方は、今一度、年に一度しか登場しないものであっても大事な物は何かあるかな？と、想いをめぐらせて考えてみましょう。

安く、費用を抑えてお家を建てようと考える方が多くなり、四季折々の行事を考えてお家を建てる方が減りました。しかし、建物の中で過ごす時間が人生の9割と言われていますので、四季折々の行事を視野に入れてお家の中を豊かに設計する事は「無駄無意味」では無く、人生に彩を添える「豊かな暮らし」であると建築士としては考えています。

「ひなまつり」等の日本の行事も楽しむ暮らしにも立ち返ってみませんか？

日常に必要な物事。プラス人生の情緒を楽しむ。家族の物語を奏でてまいりましょう。一緒に検討してまいりましょう。お気軽にご連絡ください。